高く売るためにはブランディングが大事

よく「ブランディングは大企業やお金のある企業がするものでしょ?」と聞かれますが、それは間違いです。
私は小さい会社ほどブランディングすべきとお伝えしてします。

その理由はシンプルに2つだけ。
1.あなたの価値を正しく世の中に伝えるため
2.競合他社と消耗する戦いから抜け出すため

つまり、値引きや適正な利益が確保できていないと感じているのであれば、ブランディングをした方が良いわけです。

ブランディングのメリット

小さな会社がブランディングをすることによるメリットは主に3つあります。
1.扱っている商品やサービスの正しい価値が伝わるようになるため、安売りの必要がなくなる
2.顧客層が変わる、良いお客さまがつくようになる
3.社員が自信や誇りを持てるようになる

つまり、ブランディングをすることで対外的にも社内的にもメリットを感じられるようになります。
ただ、ここで私がお伝えしているのは単なる商品パッケージの変更やロゴデザインのことではありません。
あなたの扱っている商品やサービスがどのような価値を持っているのかを、社内外に伝わるように、売るものだけでなく、売り方、売る人の意識も変えていくということです。

ブランディングの実施内容

実際にブランディングはどのようなことをするのか不安に感じる方も多いので、ここからは実施内容をお伝えします。

私どもの提供するブランディングでは、既存の要素を下記の枠組みで整理し、新たなイメージを構築していきます。ブランディングをすることによって、過去に積み上げてきたものを壊してしまうわけではありません。あくまでも、本質的な価値を見出し、時代や顧客層に合うように変化させていくのがブランディングです。 既存のものをどのように取り入れ、進化させるかはリサーチと話し合いによって決めていきますので、実際のプロセスはその後確定していきます。

CI:コーポレート・アイデンティティ  
企業のあるべき姿を体系的に整理したもの。

MI:マインド・アイデンティティ   
社是、行動指針、各種スローガンなど、ブランドメッセージをもっと具体的に補うような言葉。

VI:ビジュアル・アイデンティティ   
視覚的に統一された企業イメージ。ロゴやパッケージ、名刺、HPなど目に見えるもの。

BI:ビヘイビア・アイデンティティ
行動、ふるまいの統一感。その企業らしい社風をつくるもの。

ブランディングの流れ(一例)

  1. 現状把握ー1〜2ヶ月

    ・社長インタビュー
    ・ガイドライン確認
    ・社内資料リサーチ  
    などを通して、コアとなる価値観や打ち出すべき方向性を決めていきます。また、既存のツール類の扱いを決めていく準備の段階です。

  2. ブランド定義ー1〜2ヶ月

    ・ブランドコンセプトの定義
    ・競合分析・ポジショニング
    ・トーン&マナー策定  
    などを通して、ブランドイメージを定義していきます。

  3. プランニングー1〜2ヶ月

    ・展開プランの策定
    ・展開ツールの調整
    新しいブランド定義をどのように展開していくかという計画や準備すべきツールを決めていきます。

  4. ブランド開発ー1〜2ヶ月

    ・コミュニケーションデザイン開発
    ・ブランドガイドライン開発
    ・コミュニケーションガイドライン開発
    などを通して、対外的な発信に向けたツール類の準備を行います。

  5. ブランド展開ー3〜6ヶ月

    ・ブランド教育
    ・ブランド発信、展開  
    など、社内外へブランドを展開していきます。

ブランディングをしよう!と思ったら

ここまで読んでいただいて「よし!うちもブランディングしよう!」と思ったらぜひ次のことを考えてみてください。

担当者を誰にするか

ブランディングをする時に必ずあるのが「変化させたくない勢力」です。なぜそんなことに労力や費用をかけなければいけないのか、と感じる方もいるからです。そのため、ブランディングをすることのメリットや価値を社内に浸透させ、推進できることのできるリーダー役が必要になります。
また、ブランディングの初期過程は、今までに作ってきたロゴやデザイン、社外向けの情報発信ツールなど様々なものの調査から始まります。そのため、これらにアクセスできる人を選定することが大切です。

予算の確保

前述の通り、弊社が提案するブランディングは単なるロゴデザインやパッケージの変更ではありません。そのため、印刷コストの考え方とは根本的に異なり、事業戦略や経営戦略として取り組んでいただくための予算感が妥当です。また、期間も順調に行って半年〜1年はかかりますので、中堅人材を一人雇うくらいの予算感を見ていただくと良いでしょう。
その中で、ターゲット層をどこにするのか、制作物は何にするか、社内にどう広めていくのかなど、包括的に進めていくことになります。